それはきっと、しゃちくのせいなのかもしれません

毎日をすこしだけしあわせにするのになにをするか考える

言ってはいけない【読書】

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)


ふらっと立ち寄った本屋で目を引いたのでそのまま読んでしまった。
「犯罪は遺伝するのか」という、どこのPSYCHO-PASSの世界なのか、というところから始まり、1人の個人を形成する「わたし」は遺伝、環境をどのくらい反映するのかが書いてある。

科学では既にPSYCHO-PASSのように「将来に犯罪を犯す可能性が高い人かどうか」をそれなりの確率で見分けられるというのが驚き。これを読んでいくと
努力よりも才能が一番影響あるんだよという悲しい結論になってしまうが、しかしそうなっているのが現状でだからこそ大っぴらにみんなが言えないことなんですよね。

この本で興味深いのは「家庭環境」によって獲得できるものは言語能力くらいで、あとは「遺伝」と「友だち付き合い」によって形成されるということ。これが真実だとすると親としてできる教育は言語能力のみ。それ以外はどんな学校にいれて形成したい「友達つくり」の可能性を増やせるか、ということに付きますね。

そうすると割りと学校選びというのは重要であるということですね。ただどんな人が友だちになるかは割りと運な気もしますが。