それはきっと、しゃちくのせいなのかもしれません

毎日をすこしだけしあわせにするのになにをするか考える

【読書】20代にしておきたい17のこと <恋愛編>

20代にしておきたい17のこと <恋愛編> (だいわ文庫)

20代にしておきたい17のこと <恋愛編> (だいわ文庫)

~代にしておきたいシリーズの恋愛編。というか20代までにやっておくべき恋愛についてという感じ。恋愛を若いうちに練習しておきましょうということ。

男女交際をするための練習をしなさい

学校にいる時は色々なことを学ぶ。読み書きだっていきなりできる人はいないし、上手に書けるようになるのだってたくさん練習してこないと出来ない。スポーツにおいても、部活動を通じてたくさん練習しているからうまく出来るようになる。それまでにうまくいかなかったりする失敗も経験してようやく出来るようになることが多い。
コミュニケーションだってそれと一緒で、家族から始まって近所付き合い、学校での友だち付き合いなどをしてなんとなく練習する機会がある。

じゃあ恋愛に関してはどうなのか?自分をサンプルにすればこれまで男女交際というものをしたことがない。なくても学校を卒業できるし就職して生計も建てれる。生活をする上で必須であるかという点でいえば必須じゃないし、練習しなければならない機会だって(少なくとも自分が経験しているうえでは)強制的に発生したことはない。

中高生には中高生の恋愛、社会人には社会人の恋愛という言葉をよく聞く。「学生の恋愛なんてエゴだよ」若いときは練習する機会が多くないから自分本位な行動をしたり、うまく相手とコミュニケーションが出来なかったりする。失敗を重ねることでようやく「パートナーとうまくやっていける術」や「大人な恋愛」が出来るようになるのではないだろうか。

学ぶことが強制でないこの「恋愛」において、「この年齢ならこれくらいは出来て当然」というあたかも皆が出来て当然かのような風潮がある。社会人が学生のような振る舞いをすれば引かれる。「いや実は恋愛経験ないんですよ」なんて言おうものなら可哀想な人とかそういうカテゴリに入れられる。「いやピアノ習ったことなくて弾けないんですよ」とは大きく異なる。どちらも今の社会において「必須項目」ではないのに。恋愛の練習をしてない人は年齢を重ねるごとに求められるスキルと実際のスキルが乖離していく。
生活する上で必須ではないけどあたかも必須項目になっている恋愛。20代にしておけ、というのは失敗しても「若いからね」で済ませることが出来る。若い時に失敗して軌道修正するほうがうまくいくってことだ。

もう20代でいられる期間が2年ないけど、この期間を大切に生きていきたい。