それはきっと、しゃちくのせいなのかもしれません

毎日をすこしだけしあわせにするのになにをするか考える

【ボードゲーム】枯山水 プレイ感想

たまの土日に、仲間同士でボドゲやっているのですが、今回はいま話題の「枯山水」で遊んでみました。
普段はカタンプエルトリコなどといった王道ドイツゲーばかりですが、「これは面白いよー」というものが有りましたら教えていただけると嬉しいです。

枯山水って??

枯山水は水のない庭のことで、池や遣水などの水を用いずに石や砂などにより山水の風景を表現する庭園様式。

Wikipediaより

プレイヤーは禅僧となって、最も美しい枯山水を作ることを目指す。渋い、渋すぎる。


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この箱、和紙なので触った瞬間にすでに徳が高まる。石を持った時の高揚感もたまらない。

プレイ人数は2~4人で遊べる。プレイ時間はおおよそ1時間以内には収まる程度。とてもちょうど良い。

ルールと感想

各々に庭園カードと人物カードが配られる。配られた庭園カードには石の配置が指定されており、それを完成させると得点がつく。庭園カードは15枚あるが、配られたカードしか得点とならないので、完成が難しい庭園カードを引いた場合は完成を諦めることも重要。人物カードは9枚あってそれぞれが特殊能力を一度だけ発揮できる。既に置いた庭タイルを入れ替えたり、徳を4ポイント得られたり様々。

それぞれに庭園カードと人物カードを配ったら、基本は以下の2つの行動を順番に行う

1.庭タイルを引いて「配置、譲渡、廃棄、保管」から1つ行動する
2.「座禅、石の購入と配置、特殊能力の使用」から1つ行動する

これを繰り返して、庭タイルが全員埋まったらゲーム終了。その時の庭の侘び寂びポイントが高いものが勝利する。

相手の庭タイルの配置のターンで「強奪」ができたり、「禅とは・・・www」となる所もあるけど、高得点になるにはこの強奪が結構重要。なにせ相手はガードが出来ないのですから。*1相手の得点が高くなりそうな場合は奪うのも重要。

徳は座禅をすると1ポイント、譲渡すると2ポイント貯まる。逆に庭タイル廃棄で1ポイント、強奪すると2ポイント、石の購入時は全ポイント失う。つまり石の購入後から次ターンまでは強奪ができず、引いた庭タイルの廃棄が出来なくなってしまうということ。石の購入を何処でするかがキモ。


得点計算は砂紋が途切れているか、苔タイルが何枚あるか、石の配置など一見複雑なように見えるが何回か遊んでいると得点計算もすぐにできるようになる。ただし庭園特典ポイントと配置だけは数回じゃ覚えきれなかった。

最初に配られた庭園カードと人物カードでどういう展開にしていくか、引いた庭タイルをどうするか、といった点で割りと麻雀に近いかなぁという感じ。


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わびさびの高まり

プレイ後は互いの庭についての感想や検討会が始まり「その石の配置かー」などとにわか知識で会話するのも面白い。何より、完成した庭を写真に収めたくなるところが他のボードゲームとはまた違った感情が湧いてくる。
実際の庭園にいってみたいという気持ちがとても高まってしまう。GWは、どこかふらっと庭園めぐりもありかなと思ってしまう、そんなゲームでした。


枯山水(Stone Garden)/New Games Order/山田 空太

枯山水(Stone Garden)/New Games Order/山田 空太

そんな枯山水ですが、定価が8100円で品薄。amazonじゃ3倍近い値段になっている・・・。自分は公式通販サイト

iamfactory.thebase.in

で奇跡的に購入が出来ました。ただ、再販売の見通しはまだ先のようですぐにやってみたいという人はムズムズな感じになりそう・・

*1:例外として強奪をガードできる特殊能力をもった人物カードがあるのでゼッタイではないが